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ハマオリミコシ〈第1回〉
いちねんじゅう浜降祭のこと
初めての浜降祭体験記
中島 舜
茅ヶ崎で生まれ育ち23年、茅ヶ崎の代名詞として認識していた浜降祭。でも小学生から野球をやっており、どこかに所属していた訳でもなく神輿を担いだことはありませんでした。神輿はどこか、“元々縁とゆかりのある人たちだけの特別なもの”という風に思っていました。
そんな私がこの度Cheeegaでもお馴染み、茅ヶ崎どっこいファームの吉野さんに、神輿をご一緒する機会を頂戴しました。恐縮でしたが、楽しみな気持ちが勝り日が迫るにつれその気持ちはどんどんと高まっていきました。
『担ぐなら白ダボとタビが要るから、田村屋へGO!』と早速伺い白ダボの丈で迷っていると、店の方ではなく、いかにもお祭りが好きそうな貫禄のある方が「こっちの方が粋だな〜!」「股引きも長い方が粋だな!」と親身に見てくださいました。 吉野さんにこの話をすると、まさかの今回お邪魔する八大龍王神の総代の方!「こんなことある!?」やはり茅ヶ崎、“人の繋がり”を感じました。
迎えた当日午前2時、集合場所の茅ヶ崎公園球場は静けさの中に重々しい神聖な空気が流れていて、背筋が伸びる思いでした。しかしお発ちをすると雰囲気は一転、威勢の良い「どっこい!どっこい!」の掛け声と上下に揺れる鈴で、祭りが始まったことを実感、自分も高まっていた気持ちが爆発し、見よう見まねで担げるチャンスがあれば積極的に中に入り、出せるだけの声を出しました。
案の定初めからオーバーペースでバテ気味でしたが、休憩所で励ましの言葉や食事を頂き、何より八大龍王神の皆様と声を一つにして楽しみながら宮入りまでご一緒することが出来ました。
こうして今思うことは、本当に今回神輿を担がせて貰えて良かったな、ということです。観る浜降祭も素晴らしいのですが、高まる気持ちを掛け声に乗せて神輿を担ぎながら見る景色・雰囲気は何にもかえがたいものでした。
Cheeegaを読んで、また今年の浜降祭をご覧になって「来年こそは!」と意気込まれている方は来年神輿を担がれてははいかがでしょうか!
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