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チガサキゴトよ、チーガ

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中華 山田自動車

パリパリのアツアツ!
揚げたてソバに肉と野菜たっぷりの具材がどーん!「肉カタヤキソバ」

 「肉カタヤキソバ」の作り方を見せてもらいました。ソバは注文が入ってから、中太のちぢれ麺をラードの入ったフライヤーにバラバラと落として揚げ、皿に盛ります。揚げたての麺は形が変えられるので上の部分をちょんちょんとつぶして、この後つくったあんが落ち着く場所をつくっておきます。

 容器からお玉で油をすくって中華鍋へ。豚肉と野菜を入れて油通しをしたら、穴あきの中華鍋の上に具材ごとあけて油を切ります。油を切った具材を戻し、更に炒めて調味、右にある寸胴鍋から鶏と豚からとったスープを入れた後に小皿で味見。強火のまま水に溶いた片栗粉をお玉から細くながしてとろみをつけたら先ほどの麺の上へかけます。辛子を皿のはしっこに丁寧につけてできあがり。

 「中華 山田自動車」は、昨年の7月20日にオープンしました。半年を経たずして既にベテランな風格を漂わせているのはこちらの店主、山田徹也さん。

「父の育てた、とれたての野菜も登場しています!」

 気になる店名「中華 山田自動車」ですが、店に隣接する工場に「山田自動車」の看板があってナットクです。こちらの自動車の修理工場を経営されているのは山田さんのお父様。そしてお父様の趣味は「畑仕事」なのだそう。

 近くにある畑では野菜がたくさん栽培されているのだとか。ちなみに今回の「肉カタヤキソバ」の白菜は、「山田自動車」製です。

味も見た目もラー油がアクセント、とろみがついたサンラータンメン

 寒い時期におすすめしたいのが、とろみのついたサンラータンメン。細麺を使用し、塩味をベースにお酢が入っています。タケノコ、キクラゲ、豚バラ、ニラ、ニンジン、溶き卵などの具材、生姜も入ってラー油がまわしかかっています。身体がぽっかぽかに温まりますよ。

 サンラータンメンは山田さんが以前勤めていた共恵にある「横濱屋」(弊誌28号掲載)の店主、青木さんが考案したメニュー。山田さんは「中華 山田自動車」をつくるににあたって、青木さんから「横濱屋」の味とスタイルを継承させてもらいました。

サンラータンメン1,000円 パシフィックブリューイングのビール 800円

子どものころから大好きだった「横濱屋」の味とスタイルを継承

 子どもの頃から家族みんなで通っていた「横濱屋」(その頃の店主は、青木さんのお父様)。山田さんは大好きな「横濱屋」の味やスタイルを受け継がせてもらっていることに喜びを感じていると言います。

 山田さんが店の味の継承をすることに関しての青木さん考えを伺ったところ、あたたかくて懐の深い、エールが返ってきました。

「元々独立するという事で入ってもらいました。七年くらい手伝ってくれたし、

ウチの店でやっている事しか教えられませんが、教えられる事は教えました。でも、それだけで満足してほしくないとも思っています」

地味だけどおすすめな一品料理「横濱屋」復活メニューの「厚揚げ」

 「厚揚げ」は注文を受けてから絹ごし豆腐をラードで揚げます。豆腐の上にすった生姜をのせて、その上に刻んだ白ネギ、そして全ておおい隠すように花かつおをたっぷり。見た目は地味ですが、手間の詰まったこの一品は「横濱屋」が現在やめてしまったメニューを復活したものなのだそう。

(手前の皿から時計回りに)、わけぎとポン酢でいただく、ちがさき牛の「ゆで牛すじ」。お父様の畑から、この時期だけの「祝蕾(しゅくらい)の浅漬け」 350円、ホワイトブランデーで作る氷彩サワー 500円、注文が入ってから揚げるアツアツの「厚揚げ」 400円

ちがさき牛の「ゆで牛すじ」など、お酒との相性バツグンなおつまみメニューも充実

  「野菜炒めやスタミナ炒めなど、一皿で量が多いお食事メニューの他にも、ちがさき牛を使った「ゆで牛すじ」など、お酒がおいしく飲めるおつまみメニューをたくさん用意しています」

 パシフィックブリューイングのビールも置いていたりと、お酒のメニューも充実しているので、みなさんでワイワイとつまんで飲んでもらえたら嬉しいと山田さん。

 齋藤牧場のちがさき牛を使用した「ゆで牛すじ」は供給が追いつかない状況なので、しばらくお酒を飲む方のみの提供とさせてくださいとのこと。

いつも眉間にシワを寄せて料理をしている山田徹也さんですが、なんと元保育士なのだそう。きっと優しい方!です。

店主にとってのもうひとつの目的。再会や出会いの場としての「中華 山田自動車」

 山田さんは「横濱屋」で働き始めた頃から、なじみのあるこの場所で自分の店を構えたいと思ようになっていました。そして準備期間を経て「中華 山田自動車」実現させました。

 飲食店を始めるにあたり、生まれ育った場所で店を構えるということはどういうことなのでしょうか。

「店は友人や知人の再会の場にもできたらと考えています。私は人と遊ぶことはあまりしないのですが、会いたい友人は多い(笑)。この店にいることで友人が訪れてくれたり、また今後、新たな出会いが生まれることも楽しみです」

彩香さんと小さな看板娘たち。気が向くと注文を取りにきてくれたりもします。
山田徹也さん、彩香さんファミリー

カメラ:momocamera / ライター:小嶋あずさ

INFORMATION

中華 山田自動車

住所 茅ヶ崎市高田5-1-3
営業時間 〈ランチ〉11:30~14:30 〈ディナー〉17:00~21:00 ※水はランチのみ営業 ※不定期な休みはInstagramに掲載 ★ スープが無くなり次第終了
定休日 木休  ※水はランチのみ / P6台
URL instagram

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