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茅ヶ崎 えぼし本店
あれもこれも食べたい! を叶える欲張りな定食「刺し盛りとかきあげ」、「魚介ゴマ漬けと鰯のフライ」

世の中の変化著しい昨今、昭和からほとんどスタイルを変えていない稀有な店「えぼし」。ランチライムには、客が座る椅子の背の間を縫いながら手書きで注文をとり、料理を運ぶスタッフが行き交います。
メニューで迷った時には、欲張りな定食がおすすめ。その日の魚が5種類入ったお刺身に、野菜のかき揚げが付いた「刺し盛りとかきあげ定食」や、「魚介ゴマ漬けと鰯のフライ」。いろんな魚をゴマだれで漬けたタレは開店当時からのレシピを守っています。どちらも満足度が高くボリューミー。
ちなみに、アラカルトも注文できるので昼飲みもしっかりできちゃいます。


「味噌汁」や「小鉢」に宿る老舗の真髄
定食に欠かせない味噌汁。具は通年しじみ(ときどきアサリ)です。また小鉢の豆腐は、豆乳からつくる出来たて。国産大豆の豆乳を鎌倉の清水食品から取り寄せて毎日手づくり。そして、白菜のお新香まで店で漬けているのだそう。長く続く店の理由が少しだけわかったような気がしました。
夜は地域の魚や野菜でつくる料理も豊富な〈浜料理の居酒屋風レストラン〉でゆっくり
店長の織田さんに、えぼしとはどんなお店なのか聞いてみました。
「夜は〈浜料理の居酒屋風レストラン〉になります。シラスはイシラスさん、小松菜は大竹農園さんなど、なるべく地域の魚や野菜を使って調理しています」
多くのメニューの中から紹介したいのは、まず「キンメの煮付け」。
「創業当時から継ぎ足ししている魚のうまみがたっぷりのタレを使っています。見た目よりあっさりとしてるんですよ」
と織田店長。他にも白身魚(今回はスズキ)とアボカドの相性が抜群、オリーブオイルと粉チーズで洋風に仕上げた「地魚とアボカドのカルパッチョ」や、三陸や北海道の牡蠣を殻ごと焼いた「カキのガーリック焼」もオススメとのこと。
これらの料理に合う日本酒として織田店長は「丹沢山 っと」を出してきてくれました。升の中にグラスを置き、日本酒を注ぐ「もっきり」のスタイルは創業時から変わりません。
食べなきゃ損。パティシエが手がけるデザート
えぼしに来たなら食事だけで帰ってはもったいない。えぼしはスイーツがおいしいんです。もともとはおかみさんの趣味だったそうですが、今は専門のパティシエが在籍するほど。
一番人気の「かぼちゃプリン」は時期で生産地はかわりますが、年を通じて生のかぼちゃを仕入れているそう。ほか、天草からつくる寒天入り、フルーツたっぷりの「あんみつ」はあんまで手づくり。杏仁豆腐やモンブランなども人気で種類は常に17以上あります。
50年続く今も日々進化「今のえぼしが一番おいしい」

昼にはランチメニューの他にも、ワンドリンクにお惣菜が2品がつく「昼飲みセット」、夕方にはちょい飲みの「アペリティーボセット」や「日本の造り手による3酒飲み比べセット」など、お手頃で飲み手の心をくすぐる魅力的なメニューが常に用意されています。
カメラ:位田明生 / ライター:小嶋あずさ
INFORMATION
茅ヶ崎 えぼし本店
住所 | 茅ヶ崎市南湖5-17-56 |
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TEL | 0467-86-6217 |
営業時間 | 〈ランチ〉11:30〜14:00(L.O.) 〈ディナー〉17:00※〜20:30(L.O.) ※土・日・祝日ディナーは16:30オープン |
定休日 | 月休 P35台 ★昼飲みOK ★ お土産用のデザートなど一部販売あり ★ラスカ茅ヶ崎 1F食品売り場 「茅ヶ崎えぼし工房」もご利用ください |
URL | hp |