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創作そば なぁる
人気店「なぁる」引き継いで2年「二八そば」は変わらず、深みのある「合わせ出汁」に

「以前は鰹(カツオ)の厚削りのみでしたが、試行を重ね、鰹の厚削りの他に宗田節、北海道産昆布を使った深みのある合わせ出汁にたどり着きました」
従業員だった時と同様に朝8時から蕎麦を打つ。前オーナーから「なぁる」を引き継いだのは2年前。開店当初から人気の「洋風そば」などを継承をしつつ、新しいことにもチャレンジしているという中條嵐士さん。
蕎麦は変わらず、、そば粉が八割の「二八そば」。粉や天気の状態によってベストな水加減を見極めて打つ技術は従業員時代に習得しました。

旬の味覚〈黒板メニュー〉が充実。昼呑みができるそば屋です

旬の食材を使った料理を出したい。〈黒板メニュー〉を作るとどんどん料理が増えていきました。ある時お客様から「こんなにつまみがあるんだったらお酒が呑みたい……」という声が。それからは日本酒、焼酎、ハイボールやワインなどお酒の種類が充実、昼から呑めるそば屋になりました。

夏の滋養に、「そばだし」でつくる「鶏せせりねぎポン酢」に「白だしモツ煮込み」

酷暑が続きますが、滋養をつけて乗り越えたいところ。そこでそば屋ならではの、「そばだし」で使った二品をー。
一品めは、大根おろしにネギがたっぷり。「信玄どり」をポン酢でさっぱりといただく「鶏せせりねぎポン酢」。
もうひと品は、牛の丸腸を使用した「白だしモツ煮込み」。モツはていねいに下茹でを2回行い、そばだしをベースに調理します。沖縄での飲食店経験もある中條さん。「マース煮」をヒントに、味付けにはまろやかな味わいを持つ沖縄の塩を使っています。
飲食業の出発点はアルバイト先の「たまきち」。そして「プロの総合格闘技選手」というもうひとつの顔

中條さんは高校生の時に、ラチエン通りにある「炭火焼 たまきち」でアルバイトをしていました。店主の熊田さんの影響を受け、将来は飲食店とは限らずとも独立して生業を立てたいと考えていたのだそう。それが叶った今でも熊田さんから様々なアドバイスをいただく関係を築いているのだそう。
実は現在「茅ヶ崎グランドスラムKREW」所属のプロの総合格闘技選手でもある中條さん。沖縄で勤務していた時、空き時間で格闘技ジムに通い始めたのがきっかけでプロテストに合格する実力を身につけたのだそう。
店のオープン前は深夜から、そして閉店後も試合に向けてのトレーニングを欠かさないという中條さんは今、ふたつの「プロ」を爆進中です。
生まれ育った地域で飲食店を営むということと
「なぁる」には「お子様メニュー」があります。それは中條さんファミリーが子育ての真っ最中だから。やむなく子連れ出勤した際に、お子さん同士で遊んでもらったりとずいぶん助かっているのだそう。子育てをしている親の気持ちも、外で食事をしたい気持ちもわかるので、お子様連れは大歓迎なのです。 生まれ育った地域で、地域の人たちと共に「なぁる」は成長していきます。
カメラ:位田明生 / ライター:小嶋あずさ
INFORMATION
創作そば なぁる
住所 | 茅ヶ崎市東海岸南1-9-4 |
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駐車場 | ■雄三通り沿い。鉄砲道より海側150m、駅を背にして右手 |
TEL | 0467-91-9278 |
営業時間 | ランチ:11:30〜14:30(L.O / ディナー:17:30〜20:00(L.O) |
定休日 | 月のディナーと火休 Pなし ★昼呑みOK ★お子様メニューあり ★蕎麦売り切れ次終了 |
URL | なぁる/instagram |