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アロドラ
ひばりが丘
おいしいものがたくさん!
の、秋ですね。
今号はアツアツなピッツァがいただける、
ピッツェリアのご紹介です。
まるくした生地に、具材を乗せて焼く
そこに、どんな思いやこだわりが
込められているのかを
少しだけ紐解かせてもらいました。
「ちーがさんぽ」ではラチエン通りを取り上げました。
「魚富」の鈴木さんから昔のラチエン通りの話を
伺うことができたので、別ページに
クローズアップした内容も盛り込んでみました。
ラチエン通りは、まだまだ載せきれていないので
またの機会をつくろうと思います。
さぁ、ドーゾ!
アツアツ 出来立て
ピッツェリア!
注文を受けてから生地を伸ばし、具材を乗せ、オーブンでじっくりと、15分〜20分かけて火を入れる。年季の入った金属棒でちょんちょんと生地の底をめくり、いい感じの焼き目がついたところでオーブンから引き出す。
美味しさの決め手は
野菜と手羽のスープから作る自家製ピザソース
アツアツに溶けたたっぷりチーズの下に、タマネギ、ピーマン、ベーコン、サラミ、エビ。名前はオーソドックスな「ミックスピザ」だけど、見た目と食べごたえはかなりスペシャル。大振りな具材と惜しげなく使われたゴーダチーズのボリューム感が、心ゆくまで楽しめるアメリカンスタイルのピザだ。
でも、じつをいうとこのピザの一番のこだわりは、手間ひまかけて作り上げるピザソース。
タマネギ、ニンジン、パセリの茎などの野菜と手羽からとったコンソメスープを、トマトペーストやダイストマト、各種スパイスを加えて煮込んだトマトソースに加え、さらに煮詰めてソースに仕上げる。
がっつりチーズが主役でありながら、大味にならない奥深い味を生み出しているのは、素材の旨味がギュッと詰まったソースあればこそ、なのである。
どれも食欲をそそられるメニューだが、ぜひ試していただきたいのが、ベースやトッピングをチョイスできるオリジナルピザ。具材だけでなくサイズも8、9、12インチから選ぶことができる。その日の気分やお腹の具合に合わせて、自分好みのピザをオーダーするのも楽しいかもしれない。
ちなみにアロドラでは、ミックスピザのほかに、エビやオイルサーディンを乗せたシーフードピザ、3種類のきのこをトッピングしたカレーピザ、バナナやりんごを使ったフルーツピザ、そしてゴマ入りの生地にシラスやジャガイモをふんだんに乗せた和風ピザがある。
開店から四半世紀。店を続けるコツは
「夫婦二人で細く長く」
「アロドラはイタリア語で『ひばり』っていう意味なんです。ここの住所がひばりヶ丘だから、ちょうどいいかなと思ってつけたんですよ」
専業主婦だった鶴さんがここに店を構えたのは25年前。今は夫の悌佑さんも手伝うが、開店当初はパートの人を雇い、経営も調理もメニュー作りも一人でこなした。
「子どもたちも手がかからなくなったので、自分も社会に出て働きたいなと思いましてね。贅沢さえしなければ、年金で食べていけないことはないけれど、人生それだけじゃつまらないでしょ。だから、故郷の三重で洋食店をやっていた兄に倣って、私もお店をやってみようって思ったんです。ピザの作り方も店の内装も、兄のお店をお手本にさせてもらったんですよ」
開店当時は宅配ピザもほとんどなく、ピザが「洋風お好み焼き」などと呼ばれ、珍しがって足を運んでくれるお客が多かった。でも、長く続けるうちに地元で愛される店に成長し、親子二代で食べに来てくれるお客も増えていったという。
「赤ちゃんだった方が『今年は受験』『就職が決まった』と言って訪ねて来て下さることも多いんです。夫婦二人だけの小さな店だし、営業日も金、土、日、月の4日だけですけど、地元の方からは『太く短くより、細く長く続けてくれ』って言っていただけて。体力の続く限り、腕によりをかけて美味しいピザを作っていきたいですね」
アロドラではピザとサラダのテイクアウトもできる。お持ち帰りしたピザをいただく際は、オーブンや電子レンジで温めるより、フライパンで蓋をして弱火で5分焼くのがお勧め、だそうだ。
INFORMATION
アロドラ
住所 | 茅ヶ崎市ひばりが丘6-37 |
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駐車場 | P5台 |
TEL | 0467-58-1120 ★テイクアウト可 (全メニュー) |
営業時間 | 11:00~14:00(L.O) 17:30~19:30(L.O) |
定休日 | 火・水・木休(祝日は営業) |