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SOUTHERLY
共恵
国産牛をメインに、茅ヶ崎牛、
玉ねぎ、ニンニクのパテ。
手作りのバンズに挟んだ、オリジナルバーガー
イタリアのバールをイメージしたという、シャビーシックなカフェレストラン・サウザリー。生パスタとエスプレッソに定評のある、市内外の人々で賑わうこの店がハンバーガーを始めたのは昨年のこと。その理由を店主の篠田さんに尋ねると、
「コロナ禍でテイクアウトのメニューを、ってことで始めたんです。でも最近では『あのハンバーガーのお店ね』なんて言われることも増えてきました」
必要に迫られて挑戦したハンバーガーだったが、お客さんからの手応えは上々。ピザ生地やパン作りを手掛けてきた夫の琢さんがバンズを作り、料理担当の妻のレイさんがパテを作る。パテは国産牛100%で、地元の食材店「マイクラウン」から仕入れた茅ヶ崎牛もブレンド。サウザリーならではのオリジナルバーガーを完成させた。
「パテは肉質や配合によってパサつきが出ます。焼き加減も生焼けにならないよう、されど肉汁が出てしまわないよう気を付けないといけません。美味しいパテに仕上げるまで、試行錯誤を重ねました(レイさん)」
パテには牛肉以外に玉ねぎとニンニクを入れるため、テイストはハンバーグに近く、牛肉のみのパテに比べて食べ応えがある。が、かたやバンズにも十分な甘味があるため、パテの存在感に負けていない。お互いにいいところを引き出し合う、ベストマッチングなハンバーガーに仕上がっている。
食べる時は両手でギュッと圧縮して。
まんべんなくかぶりつこう!
それにしても、嵩のあるグルメバーガーって一体どうやって食べるのが正解? フォークやナイフを使ってバラして食べてもいいのでしょうか?
「全部一緒に口に入ったほうが美味しいので、両手で圧縮して、手と顔がベタベタになってしまうのを覚悟して、思い切ってガブっといっていただきたいですね(笑)。中央の竹串を抜かずに、竹串が下顎に刺さらないよう注意して召し上がってください」
アドバイスに従い、両手でしっかり持って上下から圧縮し、上からガブリ、鼻を真ん中に突っ込む勢いでガブリとやると、案外うまく食べられる。肉やチーズでコッテリしているのかと思いきや、アボカド、レタス、トマト、玉ねぎなどの野菜とともにいただくため、脂っこさはほとんどない。「ダブルを注文する女性のお客様も結構いらっしゃる」とのコメントにもなるほど納得だ。
コンポストの堆肥で野菜を作り
できた野菜を料理に使う
最近篠田さんご夫妻は、畑を借りて野菜作りを始めた。収穫はまだ限られるが、店で出た生ゴミをコンポストで堆肥にし、それを使った畑で野菜を作り、その野菜を料理に使っている。
「土、腐葉土、ワラなどが入ったコンポストを作る専用のバッグに、調理で出た生ゴミを入れるんです。すると、バクテリアが分解してくれて肥料が出来上がります。その肥料を使って、玉ねぎ、レタス、トマト、バジルなどを作っています」
今回のハンバーガーに挟んだ紫玉ねぎとパスタソースに使われたバジルは、篠田さんが育てた野菜なのだそう。そのときにある畑の恵みを使うのがサウザリー流というわけだ。
INFORMATION
SOUTHERLY(サウザリー)
住所 | 共恵1-4-16-101 |
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駐車場 | Pなし |
TEL | 0467-82-9981 |
営業時間 | 11:30 - 17:00(L.O.16:00) ※営業時間は8月25日現在 |
定休日 | 火休・月不定休 ★テイクアウト可 |
URL | https://www.southerly.co.jp/instagram/fb |