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THE RAD
幸町
プシプシーナの特注パンを使った
絶品キューバサンド
ローストポーク、ハム、ピクルス、チーズ、マスタードをパンに挟んでプレスしながら焼き上げる「キューバサンド」を楽しめるのが今年4月にオープンしたダイニングバー「THE RAD」。
キューバサンドが看板メニューだった「THE NYC BOX」がリニューアルし、新たに杉山亮太シェフを迎え入れるに伴って「THE RAD」流のキューバサンドが誕生した。
使用するパンは、茅ヶ崎でも指折りの人気店プシプシーナで特別に作ってもらったという特注品。プシプシーナでも期間限定でキューバサンドを販売しているが、それとは一味違うテイストのパンを発注した。
「フィンガーフードとしてライトに、シンプルに食べられることを第一に考え、フォカッチャとバゲットの中間のようなパンをオーダーしました」
と杉山さん。
「具材に豚肉のハム、3種類のチーズと、これだけでも結構ボリュームがあるので食べやすくなるよう、肉をオレンジとライムに漬け込んで、酸味をしっかりつけて焼いています」
もともとキューバサンドはランチのみの予定だったが、お客様のリクエストによりディナーメニューにも組み込まれた。ちなみにランチでキューバサンドをより楽しむなら、柑橘類の入った爽やかな口当たりミニサラダや、自家製フライドポテトとドリンクのセットがおすすめ。
使う素材のほとんどが地物。
魚に至っては、自分で釣ってくることも
夜のTHE RADでは、和、フレンチ、イタリアンが上品にミックスされた、杉山さんのオリジナルメニューが並ぶ。
使用する素材は茅ヶ崎や寒川をはじめとする湘南産がほとんどで、何と魚に至っては自ら釣ってきたものを使うこともあるのだとか。
今回登場している「マサバと実山椒のポテトサラダ」のサバも、杉山さんが茅ヶ崎の海で釣り上げたもの。サバを骨が柔らかくなるまでコンフィし、ペーストにしてじゃがいもに練り込む。風味づけに実山椒の入ったスパイスをトッピングすれば、まるでリエットのようなおしゃれなサバ味のポテサラの出来上がりだ。
メインに出された「牛ほほ肉のいちじくとプラムの煮込み」も、今回は茅ヶ崎産の牛肉が使われている。一見濃厚だが、いちじくのマイルドな甘さとプラムの上品な酸味のおかげで余計なしつこさがなく、箸が進んで止まらなくなる。付け合わせのじゃがいものピュレで、味変しながら楽しみたい。
繊細かつセンスの良さが活かされた料理と
おいしいお酒で、秋の夜長を心ゆくまで
旬の素材を中心に、スパイスやハーブをふんだんに取り入れるのもこのお店の特徴だ。例えば「柿といちじくと春菊のサラダ」。この時期の春菊は若く柔らかいので、そのままでもおいしくいただける。柿やいちじくの甘みに、程よい苦さでエッジを立てる春菊は、まさに和製のハーブといったところ。
一方「栗とゴルゴンゾーラのパスタ」には、エスニックな風味のミックススパイスのデュカ、チョコレートのようなカカオニブなど、素材を引き立てるちょっと不思議なスパイスが使われる。 これぞ大人の味、ゆったりといいお酒が飲めそうな上質なメニューがTHE RADでは心ゆくまで楽しめるのだ。
ちなみに、杉山さんはパティシェ出身。お菓子作りを通して培った繊細かつセンスのよさが活かされた料理で、秋の夜長を楽しんでみてはいかが。
INFORMATION
THE RAD(ザ ラッド)
住所 | 幸町7-26 TSUBANA 1F |
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駐車場 | Pなし |
TEL | 070-3774-1347 |
営業時間 | (2022年11月9日変更済み)平日:15:00〜22:00 / ディナー:12:00〜22:00 |
定休日 | 月・第1、第3日曜休 |