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防災をHappyに伝えるまこぴ

その4

陸前高田の友人が伝えてくれた教え

地震に火事に水害、土砂災害に富士山の噴火と起こりうる災害の種類は数知れず(ため息)だけど、海に近い茅ヶ崎では、やっぱり「津波」についても気になる人が多いのではないでしょうか。

 もうすぐ3.11から12年。陸前高田に通い続ける中で津波のことについてたくさん見聞きしてきましたが、大切なことを一言でまとめるならば 「とりあえず命だけ持って、高くて丈夫な建物のできる限り上の方に逃げる。すぐ逃げる」です。

 いざ逃げるとなるとあれもこれも持ちたくなるけど、パッと出せないのならもう諦めて、手ぶらでいい。命があることが1番大事。これは陸前高田の友人が伝えてくれた教えです。それと、津波がくるかも知れない時のNG行動は

・津波を見に行く(その一瞬が命取りになります)

・海や川の近くへ行く(サーフィン、物を取りに行く、人助けもダメです。心を鬼にして自分の命を守る)

・車で逃げる(渋滞に巻き込まれて逃げ遅れます)

 いざ逃げるってなると、実は結構勇気がいる。「まだ大丈夫なんじゃないか?」「他の人も逃げてないし」って正常性バイアスというものにかかります。けど、もっと避難を気軽に考えて、とりあえず逃げといて、大丈夫だったら「良かったラッキ〜!」って言って美味しいご飯屋さんに寄って帰る。そんなノリで、100回大丈夫でも101回目も逃げてほしいと思っています。

 3.11から1ヶ月後に初めて被災地に行き、あたり一面瓦礫という景色を見ながら、大学生ながらに「あぁ、人間がどんなに頑張っても自然のパワーには勝てないんだな」と感じた瞬間のことが忘れられません。

 海が大好きな茅ヶ崎の民だからこそ、津波のこともしっかり知ったうえで必要な備え(防災バックの準備や避難ルートの確認など)をして、海とHappyな関係を築いていきましょう★


まこぴ  makopi

1990年生まれ、茅ヶ崎在住。2011年6月から岩手県陸前高田市に通い、災害の恐ろしさと防災の大切さを知る。災害で悲しい想いをする人を一人でも減らすため【防災をHappyに伝える防災士】として活動。
Instagram: makopi_to_bosai

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