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チガサキゴトよ、チーガ

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コーヒー豆自家焙煎 ビーンズハウス茅ヶ崎

キニナルお店訪問 no.01

 萩園通りでコーヒーの良い香りがします。
その香りを辿っていくとコーヒー豆を販売する
『ビーンズハウス茅ヶ崎』に辿り着きました。
周辺は見通しがよくのんびりした環境。
この景色は創業した28年前とあまり変わっていないそう。

コーヒー豆は常時30種類ほど
迷ったら店主に聞いてみて!

落ち着いた雰囲気でゆっくりと豆を選べる店内。週替わりで割引サービスの豆がいつも3種類あり。
すべての豆はガラスケースに入っていて、豆の状態がよく見える。

 ビーンズハウスに限らずコーヒー豆を扱うところでは、単一銘柄の「シングル」とそれらを独自の配合で混ぜた「ブレンド」に分けて販売していることが多い。青木さんはシングルを20種くらい、ブレンドを10種類くらい、常に30種くらいになるようにしているのだそう。

 どの豆を買ったらいいのか分からない方は、遠慮せずに青木さんに聞いてみましょう!

SNSとかできないから…と
青木さんが毎月行っていること。

例えば『コロンビア』の場合。100g 561円、200g 1,036円、400g 1,944円。どの豆でも100g単位で購入でき、同種のものを多く購入すると安くなっていく料金設定。その場で計量して200gごとに真空パックにしてくれ、冷凍すれば1ヶ月おいしく飲むことができます。

「創業時から毎月こんなハガキをお客様に送っています」

 ネットにも情報がほとんどないビーンズハウス。集客はどのように行っているのか尋ねたところ、みっちりお得な情報が入った手書きのハガキを見せてくれました。

 SNSとかネットとかできないから…と青木さんは言葉を続けますが、手軽に情報が発信できるようになり、手間や切手代のかかる郵送物が少なくなっている傾向にある世の中で、28年間これを続けていることに尊敬の念を抱かずにはいられません。そしてハガキによる来客は……なんと8割ほどあるのだそう。

焙煎は職人技の必要な
プロパンガスの直火式。

「プロパンガスの直火式で焼いています。豆にじっくりと火がうまく入るんですよ」

 使用している焙煎機がきれいなので新しいものなのかと思いきや、なんと28年、創業以来ずっと使い続けているのだとか。毎日焙煎作業が終わったら丁寧に掃除しているとのこと、確かによく見るとボタンやスイッチ周りにレトロ感が漂っています。これからもずっと大事にされて店と一緒に年月を重ねていくのでしょう。

室町時代から、萩園。
だからここに店を構えるのは当然のこと

話の途中で青木さんは店の奥から家系図をもってきて、室町時代から代々この萩園に住んでいるのだと教えてくれた。だから店を構えるにあたっては最初から萩園の一択だったみたい。

 店内にはコーヒー豆の他、ペーパーフィルターなど関連商品が並ぶが、それらに並んで気になるものが飾られている。ガラスケースに入ったミニチュア神輿。

「これは萩園の神輿、三島大神のものでね、よくできているでしょう。浜降祭、今年は担ぎたいなぁ」

 青木さんは物心ついた頃から浜降祭で神輿を担いできた。そしてうれしそうに見せてくれた浜降祭の家族写真。ダボシャツを着てねじり鉢巻をしたお嬢さんがお子さんを抱っこしている。今はご結婚されて離れているが、浜降祭には必ず萩園に戻ってくるのだそう。


INFORMATION

コーヒー豆自家焙煎 ビーンズハウス茅ヶ崎

住所 茅ヶ崎市萩園491-2
駐車場 P3台
TEL 0467-88-1620
営業時間 10:00~ 18:30
定休日 日休

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