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チガサキゴトよ、チーガ

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美住町

桜道に酒と酒菜の名店爆誕!「原始焼き」でいただく魚料理をご堪能あれ!

(右から)エビ団子、つみれ、ネギマグロの「薬味たっぷりさつまあげ」780円、3〜4人で食べるとちょうどいい「ぐじ(甘鯛)の松笠焼」3,980円、「越田商店の鯖の干物」1,500円、レモンと醤油でいただくのがおすすめ「銀鮭」1,000円。原始焼きは、魚だけでなく豚の味噌漬け西京漬なども加えていく予定とのこと。

 昨今魅力的な店のオープンが相次ぐ桜道で、また1軒、ぜひ足を運びたい名店が誕生した。和風創作料理の居酒屋「と」。 瀟洒な店内はカフェのようにも、スタイリッシュなバーのようにも見えるが、入口付近には骨太でワイルドな「原始焼き」のどでかい火鉢が鎮座しており 真ん中に組んだ炭火で、串刺しにした大振りの魚を口を下にしてじっくり焼く。シンプルな調理法だが、長時間かけて焼くことで旨味が凝縮され、外側は香ばしく、身はふっくらフワッフワに焼き上がる。 県内外の飲食店で腕を磨いた店主の木原さん曰く、「魚を美味しくいただくなら原始焼きが一番」とのこと。東北で出会った原始焼きの美味さに衝撃を受け、「店を持ったらこれをやろう!」と決めたのだそう。

「焼き上げるまで40〜50分ほどかかるので、その間お酒と別のおつまみをゆったり楽しんでいただければ。魚が焼けるのを眺めつつ、一時忙しさを忘れて、ゆったりのんびり過ごしていただきたいですね」と木原さん。

 ちなみにこの日の魚は、福岡の糸島の甘鯛、茨城のサバの干物、宮城の銀鮭。焼き上がったら、串刺しのままお皿に盛って出してくれるが、中には箸を使わず、豪快に串を掴んでガブリッといく人もいるのだそうだ。

藤沢豚を使った絶品生ハムと、高級食材のカラスミを使ったカラスミそば

 原始焼きができる間に、「生ハム・ハモンセラーノ2種盛」をいただく。スペイン産の「ハモンセラーノ」と、藤沢で手作りしている生ハム「ふじさわ生豚」の両方が楽しめる贅沢な一品だ。

 オーダー後に極薄にスライスしてくれるため、塩味もほどよく抑えられ、酒と好相性のつまみとして大活躍してくれる。2種類の生ハム、見た目はよく似ているが、ハモンセラーノがふわっと軽い口当たりなのに対し、ふじさわ生豚は燻製された独特の香りが特徴だ。ふじさわ生豚の仕入れは燻製の有無、部位などその時によって変わるとのこと。

「生豚・ハモンセラーノ2種盛」1,300円。オーダー後にスライスしてくれるからフレッシュ!
¥「こだわりカラスミそば」1,600円。山形産の自然栽培で作られたそばは、出汁に潜らせ旨味をアップ。カラスミのインパクトに負けないそばのしっかりした食感がまたいい。

 そしてもう一つ、ぜひ試していただきたいのが「カラスミそば」。山形産の自然栽培で作られたそばの上に、パウダー状と薄くスライスしたカラスミをトッピングした目にも美しいそば料理だ。出汁に潜らせ旨味をアップしたそばに、ねっとりとからむカラスミが堪らない。カラスミは佐賀県唐津の「唐津海」のものを使っているとあって、その美味さは折り紙付きである(カラスミだけの注文も可)。

日本酒、ウイスキー、クラフトジン…ここでしか頼めないお酒も楽しんで

日本酒は希少種が中心で常に入れ替わる予定。

「日本酒は地元でしか出回っていないような希少種が中心で、常に入れ替わる予定です。気に入った酒器でどうぞ」

 棚には所狭しと様々な酒器が並び、好みを選ぶことができる。木原さん、学生時代はバーテンダーをしていたとあって、店には日本酒やウイスキーをはじめたくさんのお酒が置いてある。特にクラフトジンにはこだわりがあり、常時20種ほど取り揃えているとのこと。「とりあえずビール」の代わりに、クラフトジンを頼んでみてはいかがだろう。最後に店名「と」の由来を伺うと、

「英語の&ですね(笑)。お客様とお料理、お客様とお酒、お料理とお酒、お客様と友人、みたいな。何かの間に入って、寄り添っていける店になればと」

 家族連れだけでなく、女性が一人でも立ち寄れる店に。「と」がつなぐご縁、これからますます広がりそうだ。


INFORMATION

住所 茅ヶ崎市美住町2-3シャルム湘南103
駐車場 P2台
TEL 0467-55-9671
営業時間 17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 不定休
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