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チガサキゴトよ、チーガ

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料理上手で知られる加山さんの はじめての料理エッセイ本『幸せの料理帖』

2022年NHK紅白歌合戦の舞台を最後に、ライブ活動から引退された加山雄三さん。2023年には書籍を上梓されるのではないか、それは音楽活動、ひいては芸能生活を総括されるような集大成的なものになるだろうと想像していたから、料理書とは意外でした。そのアイデアは、加山さん側から出たものだという。

『幸せの料理帖 食べた人が笑顔になる それが最高の喜び』は、料理レシピの紹介に加えて、食に関するさまざまな思い出を綴ったエッセイも充実しており、読み物としてもたのしめる2度おいしい1冊です。周富徳さんに教えてあげた「揚げえびのオーロラソース」が後に周さんの看板メニュー「エビマヨ」になった逸話だとか、母親から教わった「鶏豚鍋」を光進丸のまかないメニュー「第8光進鍋」へと進化させたり、食べる人思いの料理人魂に感心しきりです。

加山さんは本文の一節に、「料理だけじゃない。俺がやってきたことは全部、みんなが喜んでくれるから、長く続けてこられたんだと思う。歌を歌うことも、絵を描くことも、人を幸せにできるからこそ楽しい。それは俺にとって、最高の幸せだ。」と書いています。その幸せは、光進丸でお客さまをもてなすコース料理のメニュー表にまであらわれていて、一流のレストランで供されるものと遜色ないメニュー表を、毎回手作りしていたことまで紹介しています。

本書に掲載されたレシピは、これまで特によく作った料理、好評だった料理を選び出し、どれも簡単で、満足感があって、繰り返し食べても飽きない味ばかりだという。第1章「俺の自慢の逸品」、第2章「若大将のもてなし」、第3章「光進丸のまかない料理」をあわせて60品以上の秘伝のレシピを公開。「俺のお気に入りの調味料」はスーパーで購入できるものばかりだし、「加山さんの手料理の思い出」を寄稿している竹中直人さんや斉藤和義さんらの文章からも、やさしい人柄がうかがえます。何度も読み返してしまう「あとがき」まで絶品です。ご馳走さまでした。

オックステールスープ/バラハン/ホワイトカレー
コーンビーフライス/鳥豚鍋/北海はらこ飯

文:小島秀人 株式会社カノア 撮影:木村 拓 スタイリング:阿部まゆこ 


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