貝の旨みがとにかく濃い！「広島牡蠣と穴道湖産しじみ」のらーめん

 

 「牡蠣が好きだからです」なぜ牡蠣なのか、という問いかけに対する嶋村さんの真っ直ぐな答えにハッとする。棒状のトッピングはお出汁をたっぷり吸った 「しみ大根」。これももちろん「好きだから」。看板の「牡蠣しじみらーめん」にはそんな嶋村さんの「好き」と、こだわりが詰まっでいる。

　透明感のある琥珀色のスープは、広島牡蠣と穴道湖産しじみがたっぷり溶け込んで、とにかく旨みが濃い。そのスープを国産小麦で作られた細い自家製麺がしっかり吸う、という塩梅。

　トッピングは先のしみ大根のほか、牡蠣のつぶ、鶏と豚のチャーシューなど。2種のチャーシューは薄くスライスされており、スープの熱で火が入るので好きなタイミングでいきましょ♡

 

「味変」も楽しい、「牡蠣まぜそば」

　

　茹でたてのもちもち太麺に、鶏チャーシュー、豚チャーシュー、じゃがいものペースト、のり、グリーンリーフ、ネギ。これに自家製の牡蠣ソースと一味唐辛子が入り、一気にかき混ぜていただくというスタイルの「牡蠣まぜそば」。

　麺は、らーめんと同じく自家製。太さだけでなく配合も変えており、もちっとした食感が楽しめる。「味変」に用意されているのがタバスコとレモン果汁なのだが、これを追加したとたんイタリアンな気分に。おーい、白ワイン！

撮影：位田明生　ライター：小嶋あずさ