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シチリア料理とイタリアワインOsteria Da Caro
食材を活かす料理の魅力に目覚めトスカーナ、そしてシチリア島の一つ星レストランへ
サザン通り商店街の一角に、シチリアとトスカーナの料理が楽しめるイタリアン『オステリア ダ カーロ』がオープンしました。腕を振るうのは、オーナーシェフの町田大介さん。
料理人になりたての頃はフレンチも手掛けていたといいますが、食材そのものの良さを活かす料理の魅力に目覚め、イタリアンの道へ進むことを決意。素材にフィーチャーするならやはり南イタリアということで、今から10年ほど前、一念発起してトスカーナ、その後はシチリア島へ渡り、一つ星レストランで技術を磨きます。
「南イタリアは食材が豊かで、魚ひとつとっても種類が豊富で、それぞれの素材の持ち味を活かすシンプルな料理が多いんです。料理の主役は素材で料理人はあくまでそれを引き立てる役目。現地ではその姿勢を徹底的に学ばせていただきました」
素材を活かすなら、自然と料理人よりも生産者さんが前に出ることになる。だから「食材を提供してくれる生産者さんなくして、料理人は成り立ちません」と町田さん。
オステリア ダ カーロは、南イタリアの味だけでなく食文化も体験できる店と言えそうです。
南イタリアで学んだ生産者さんへのリスペクト
生産者なくして料理人なし、というだけあって、町田さんの生産者へのリスペクトと食材へのこだわりは徹底しています。
例えば、3500円のコース料理。前菜のカルパッチョの真鯛、マリネのイワシ、鮮度抜群の味の良さに惚れ込み小田原の早川漁港で買い付けたもの。マリネのレモンは山北町産、フェンネルと和えたビンチョウマグロと調理に使う大型トマトのレベリオン(いけとも農園)は宮崎のもの。
これら全て、町田さんが信頼する顔の見える生産者さんから直接仕入れているとのこと。ちなみに、自家製のトマトパンにも、レベリオンを使うというこだわりぶりです。
「ちなみに今回使用している玉ねぎは茅ヶ崎の伊右衛門農園さん、フェンネルは鎌倉の加藤農園さん、サルシッチャは県内ブランド豚のやまゆりポークを使っています。パスタで使っている貝も地域で仕入れました」と町田さん。自信のある素材を使った町田さんの料理は、味わうほどに素材の旨味が楽しめます。
テラス席はペットOK、15時からゆるりとオープン。ワイン一杯からどうぞ♪
シチリア料理に合わせるなら、店のワインもイやはりイタリア産がベストと考えているとのこと。町田さん曰く、「ストレートで分かりやすい」のがイタリアワインの魅力だといいます。
「15時からオープンしているので、生ハム・サラミの盛り合わせや自家製パンやグリッシーニをお供に、気軽な感じもおすすめです」
気負わずサクッと立ち寄って、本格イタリアンを楽しむ。そんな親しみやすさも、Osteria Da Caroの魅力かもしれません。
「生産者さんと、それにお客様あっての料理人だと思うんです。その関係性を第一に考えながら、季節や自然に寄り添った南イタリアの料理を、多くの人に親しんでもらえる店にしていきたいと思います」
カメラ:位田明生 / ライター:藤原千尋
INFORMATION
シチリア料理とイタリアワインOsteria Da Caro(オステリア・ダ・カーロ)
住所 | 茅ヶ崎市共恵2-1-43富貴堂ビル101 |
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TEL | 0467-28-9331 |
営業時間 | 15:00~22:00(L.O. 21:00) ★18:00まではドリンクとアラカルトのみ ★テラス席ペットOK |
定休日 | 日休 Pなし |
URL |