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times(タイムズ)

器の料理:PAREのデリ
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素朴でシンプル、使ってこそ
本領を発揮する北欧食器の魅力
北欧雑貨といえば、ムーミン、マリメッコ、リサ・ラーソン。おしゃれで可愛くてスタイリッシュ。でも、それはあくまで一部であって、魅力の本質はもっと別にある。一中通りにある北欧雑貨の店「times(タイムズ)」の店主・中嶋正史さんの話をお聞きして、ふとそう思った。
「コロナ禍のせいで仕入れができず、普段よりずっと品数が少ない」と中嶋さんは言うが、そんなことはまったく気にならない。食器、キッチン雑貨、照明、家具。どれも手に取りたくなる逸品で、店主のこだわりが伝わってくる。でも、押し付けがましさは一切ない。感じられるのは、毎日の暮らしにさりげなく寄り添う優しさ、誠実さだ。

それは、お店のいち押しだという食器のシリーズ「ルスカ」からも伝わってくる。ルスカはフィンランドの代表的な陶器ブランド「アラビア」のテーブルウェアで、60年代から90年代まで作り続けられた。肉厚、頑丈な作りが特徴で、色は茶褐色とこげ茶色が主。余計な装飾もなく、一見素っ気ないようにさえ見えるが、この質実剛健なデザインが、様々な料理を見事に引き立たせる。ルスカは眺めて楽しむのではなく、使ってこそ本領を発揮する器なのだ。

実際に、中嶋さんが大好きだという「PARE(ペール)」さんをご紹介いただき、料理を乗せて撮影してみた。本格的なレストランと同じ味が楽しめると評判のテイクアウト惣菜が、ルスカとのコラボでさらに美しく美味しそうに見える。こんなふうにしていただけば、お家での食事もワンランクアップするのではないだろうか。
「雑貨を売る」だけじゃなく、
「情報や背景」を伝えたい

中嶋さんが北欧に惹かれたのは、デンマークに住む親戚の女性を訪ねたのがきっかけだった。洋服や雑貨小物の店を持ちたいと考え、アジアや欧米を旅していた時、初めて訪れたデンマークで、その魅力に目覚めたのだ。
「シュッとした北欧のデザインにもすごく惹きつけられたんですけど、それより新鮮だったのは向こうの生活習慣や価値観。古いものを大事に使って長く愛用したり、夜が長いから家での生活時間を大事にしたり。それに、向こうでは『個』がとても尊重されるから、働き方も自由だし転職も当たり前。男女差別なんてものも、ほとんどないと思います」

最近では、こうした雑貨以外の北欧の魅力も知ってほしいと、仕入れのため旅行の際、顧客とともに北欧を巡ったという中嶋さん。
「自分なりにできることを考えたら、こういう形もあるのかなと。僕は決して社交的なタイプではないんですけど、お客様とのつながりの中で、何かできることはないかと常に考えてます」

売り買いを超えたこの心意気。もしかして、中嶋さんにとってお店はもはや雑貨を売るだけの場ではないのでは?
「雑貨を売っている、という感覚は正直あまりないですね。それより情報や背景を伝えたい。大袈裟かもしれないけど、日本と北欧のいいところをくっつけられたら、こんなに素敵なことはないと思うんですよ」


INFORMATION
times(タイムズ)
住所 | 東海岸北4-5-51 |
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駐車場 | P2台 |
TEL | 0467-38-7200 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 水・木休 (買付、臨時休業など、web、 Instagramでご案内) |
URL | www.times-net.jp、Instagram@times_note |