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チガサキゴトよ、チーガ

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インド料理 シャージ

「メノン」にいたシェフが丹精込めて作る
本格的な絶品スパイス料理

インド料理 シャージ
ランチセットB:1,375円(チキン、キーマ、ベジタブルからお好きなカレーを2つ
タンドリーチキン、ナンかライス、サラダ、ドリンク、デザート付) 

 「これはベジタブルカレー、南インドではサンバールといいます。野菜をスパイスで煮込んで作る、インドの『おふくろの味』ね。サンバールマサラというスパイスを使って作る店が多いけど、私は使わない。自分でブレンドして作ります。ここでしか食べられない味を楽しんでもらいたいから」

 と、ひとなつこい笑顔で語るのは、この店のシェフ、南インドはケララ州出身のシャージさん。シャージさんは、少し前まで常盤町の人気カレー店「メノン」で腕を振るっていた。閉店に伴い、自分の名を冠した「シャージ」をオープンしたが、その美味さはメノンの時と変わらない。カレーにかけるシャージさんの情熱も、メノンからシャージに受け継がれている。

 お盆に載った店の人気メニュー「ミールス」の説明をお願いすると、シャージさんの口からインド料理や食材の名前が次々に飛び出した。 

 「これはチャナマサラ。3種類の豆が入ってます。こっちはアチャール(インドの漬物)、タマネギのピクルス。むこうではビネガーや、トーリというココナツのお酒を使いますけど、ここでは日本人向けにリンゴ酢で作ります。あと、こっちはキャベツのスパイス炒め。南インドではポリヤル、北インドではザブジといいます」

  どの料理にも、クミン、ターメリック、カルダモン、タマリンド等々、たっぷりのスパイスが使われているが、クセや臭みは一切ない。ひと口食べるや、香りや辛味の向こうから、野菜や豆のまろやかな旨味が顔を出す。カレー、野菜炒め、ピクルス、どれも素材が調和した絶品スパイス料理である。

 「ミールス」のお盆には、長細くてサラサラしたバスマティライスと、カリッと焼き上げられたパパドも並ぶ。バスマティライスはヒマラヤ山麓で採れるインディカ米の一種で、滅多にお目にかかれない高級品。薄焼きせんべのようなパパドは、適当に割ってカレーをつけて食べてもいいし、カレーのトッピングにしてもいい。ライスにカレーをかけて、その上に細かく砕いたパパドを載せて食べると、またひと味違った食感が楽しめる。

スパイス使いから野菜の切り方まで
カレーの種類ごとにレシピを変える

インド料理 シャージ
ミールス・ランチセット
1,430円

 「多くの店では、カレーのベースはひとつだけ。そのベースをアレンジしてさまざまなカレーを作る。でも、私のところではカレーごとにベースを変えます。スパイスも変えるし、野菜の切り方も変える。カレーの種類ごとに、全部レシピが違うんです。あと、私は分量をきっちり測ります。インド料理店ではスパイスを目分量で使うことも多いけど、それだと味が変わってしまう。常に美味しいカレーに仕上げるには、食材の分量がとても大事なんです」

 シャージさんの手元には、料理ごとに細かく分量が記されたノート。走り書きされたメモからは、試行錯誤のあとが窺える。この几帳面さに、他と一線を画すシャージの美味のヒミツがあるのかもしれない。

インド料理 シャージ

 ちなみに、牛と豚のひき肉を使ったキーマの隠し味は醤油と出汁。日本人が食べやすいように工夫を加えたという。日本の文化が大好きで、在日20年を越すシャージさんならではの、日印相和す最高のカレーをぜひご賞味あれ。

インド料理 シャージ
シャージさん

INFORMATION

インド料理 シャージ

住所 茅ヶ崎市今宿744−5
駐車場 P 4台
TEL 0467-33-5860 ★テイクアウト可
営業時間 11:30~15:00 (L.O.14:30) 17:00~21:00 (L.O.20:30) [土·日] 11:30~21:00 (L.O.20:30)
定休日 木休

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