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Pain de Calm(パンドカルム)
松が丘
鉄砲道沿い、茅ケ崎から辻堂方面に向かってラチエン通りを越えて、少し。右にあるPain de Calme(パンド カルム)は、きれいなティファニーブルーのドアが目印。期待に満ちた気持ちでドアを開けると、洗練された空間に似合うハード系のパンと元気な山下朋実さんが迎えてくれます。
「やっと納得できるルヴァン種ができました」。店主の山下優まさるさんが完成したばかりの 美しい「パン オ ルヴァン」を見せてくれました。ルヴァン種(天然酵母)だけで作られており、イーストは一切入っていません。全粒粉が50%と一般より多め、残りの50%はライ麦と国産小麦です。生まれたばかりのに第一号をパチリ。この創刊号が出る頃にはお店に並んでいることでしょう。
優さんはもともと辻堂の人。18歳で平塚にあった「守山製菓」に就職。「神戸屋キッチン」などいくつかを経た後「ポンパドウル」に22年勤務。そしてパンに携わり30年目、昨年2018年9月に満を持して店を構えます。特に茅ヶ崎と決めていたわけではなかったけどまちや人、全体の明るさがいいなぁ、と思って決めたのだそうです。
「多加水のパンを作りたい」〝多加水のパン〟とはしっとりと水分をたたえたパンのこと。優さんの作るパンはすべてこのタイプ。作り方はタネをふたつ使って混ぜます。ひとつは〝ゆだね〟で甘みとモチモチ感がでるもの。もうひとつは〝ポーリッシュ法〟です。粉と水を40%にしてイーストをちょっとだけ、一日寝かせる。こちらの特徴はしっとりすること。しっかり熟成もするので老化を遅らせることもできます。どちらのタネも砂糖が入っておらず、製法と時間で粉の持つ糖分を最大限に引き出します。食べてみるとしっかりとした甘みを感じます。粉の持つ自然でやさしい甘さに是非とも驚いてみて欲しいと思います。
これらの細かいことも、全然書いてしまって構わないと言う優さん。心意気がカッコ良すぎます。
店内は食パンのほかに、フランスパン、クロワッサン。そして惣菜・菓子パン系のも充実。そしてよく見ると個性的です。例えば、「いわゆるあんぱん」は無いのに、生地をかぶったスタイリッシュな「よもぎあんぱん」がある。「いわゆるカレーパン」が無いのに「ベジミートのカレーパン」が存在するのです。あんぱんは、お客様からの要望で、他店と違うものを考えたらこうなったのだそう。ベジミートのほうはお肉を食べることができない幼稚園のお客様のリクエストに応えたものなのだとか。意外にいけたということで店の定番にしたそうです。基本的には自らが食べたいものを置いているらしく、そんな縛りのない自由な気分がラインナップに現れています。〝3日たってもおいしいフランスパン〟これから先、優さんが目指すパンなのだそうです。こちらも完成する日も近いのかもしれません。
writer:小嶋
INFORMATION
Pain de Calme(パンドカルム)
住所 | 茅ヶ崎市松が丘1-10-12 |
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駐車場 | P2台 |
TEL | 0467-81-5007 |
営業時間 | 8:30 ~16:00 |
定休日 | 火・水休 |
URL |