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チガサキゴトよ、チーガ

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SATOYAMA育ち

実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな

SATOYAMA育ち

 10月になると、 あちこちで稲刈りが終わった田圃(たんぼ)が見られるようになります。水田の青々とした風景も良いですが、成長した稲穂が実(籾:もみ)の重みで自然と垂れ下がり、太陽の下で美しい黄金色になる田圃もなかなか良いもので癒されます。

 そんな稲穂を見ながら農家が思うことは『いつ稲刈りをするか』 です。刈り取った稲はそのままにしておけません。掛け干しをして籾の水分を極力減らし、脱穀まで一気に作業をしなければならず、秋の晴天が大変重要になってきます。

 その晴れが続くのは今年はいつなのか。それを見極めなくてはいけません。人手の手配をして、冬野菜の算段もして。台風来ないでよ〜 と、天に祈る思いで田圃を見つめることになります。 それまでも、盛夏に田圃の草取りや草刈り、雀に食べられないように防雀網を張ったりと、栽培にはとても手間が掛かります。

SATOYAMA育ち
刈り取った『はるみ』の稲を干す。
この風景も最近はあまり見かけなくなりました。

 ところで、皆様は湘南のお米の新品種『はるみ』が2017年2月の日本穀物検定協会の食味ランキングの最高峰「特A」を獲得したことをご存知ですか? 「はるみ」は、かながわブランド米の一等米なのです。

 名前は「湘南の晴れた海」に由来しているそうです。JA直売所などで見かけたら、是非召し上がってみてください。

 実家でも昨年から「はるみ」を作り始めました。味は、艶がよく甘みがあり、 もちもちとした食感で冷めても美味しいです。ただし、それまでも実家では美味しいお米(乾燥機にたよらず、相当な労力を要する掛け干しの)を作っていたので、更に美味しいお米をいただけていることに感謝で! 頭が下がる思いです。


高橋浩美

髙橋浩美 Takahashi Hiromi
実家が茅ヶ崎里山で代々農家の野菜ソムリエプロです。実家での筍や大根の収穫体験BBQを通して里山の良さを伝えるべく「湘南の里山を楽しむ会」を主宰しています。野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/食育インストラクター/命の食事アドバイザー/かながわブランドコンダクター/湘南ベジフルふぁんファン

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