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チガサキゴトよ、チーガ

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海街の本棚

加山雄三「湘南に愛をこめて」ファンハウス (1990年)

加山雄三

 読了。
 茅ヶ崎の若大将の自伝的エッセイです。表紙のイラストは、和田誠さん。会話の文はもちろんのこと、地の文の一字一句までが加山雄三節とでもいうのか爽やかさ満載の一冊です。
 個人的に、他に爽やかな人といえば、現在の巨人監督の原辰徳さんとかを思い浮かべるけれど加山さんにはかないません。特に本書を読んだ後は。
 加山さん、実は茅ヶ崎生まれではないんだそうですけれど幼少の頃に引っ越してきてから、ずっと茅ヶ崎で育ち学校に行き、映画スター、歌手になってすっかり茅ヶ崎の海のイメージです。
 若大将シリーズで山をテーマにした歌を作ったというのですがスタッフや監督からは、こりゃ海の歌だねと言われたほど。
 もともとは、船舶技師になりたかったらしく、自分の手で、カヌーやヨットをどんどん作っていきます。その実行力には本当に圧倒されます。当時、船を作っている写真とかも掲載されているのですが作業をしながらの加山さんの笑顔がまたいいのです。
 これが、光進丸に引き継がれていくんですね。そういえば、先般、あの船が炎上してしまった事故があったけれどその後はどうしているんでしょうか。
 忘れてならないのが、茅ヶ崎のランドマーク的な存在だったパシフィックホテル。覚えている人いますよね。叔父さんにあたる人のホテルだったらしいですよ。それと、昭和61年の紅白歌合戦で司会をした時、少年隊の「仮面舞踏会」を「仮面ライダー!」と紹介。
紅白の歴史に残るハプニングです。
 そんな加山さんが結婚をした当時の苦楽やお父さんの上原 謙さんとの厳しくも優しい親子のやりとりもふんだんに描かれています。
 

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