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SATOYAMA育ち
その1 里山の大根のおいしさに迫る
こんにちは。実家が茅ヶ崎市北部里山の農家の野菜ソムリエプロ髙橋浩美です。里山の丘陵地帯で主に70年近く大根を作り続けています。
皆様は湘南地方が温暖な気候と海からのミネラルで野菜全般が美味しいことをご存知でしょうか?そんな美味しい野菜や生産地である湘南の里山を守りたいと思い野菜ソムリエになり、「湘南の里山を楽しむ会」を主宰しています。
今回は茅ヶ崎で採れる美味しい大根の秘密に迫りたいと思います。茅ケ崎市北部で注目してもらいたいのは畑の土の色です。黒みがかった黒土です。黒土とは関東ローム層の黒色火山灰土のことです。見た目が黒いことと、踏むとボコボコすることからなのか、お百姓さんは「黒ボク」と言います。黒土は火山灰と枯れた植物が交じり合ってできています。枯葉や枯れ木などの有機物を多く含み、肥料持ちと水もちが良いとされています。ふかふかなことから栽培用の土として売られてもいます。
大根は「大根十耕」というように、土中で根を太らせる野菜なので、土を深く丹念に耕すことが良い大根を作るコツです。実家でも種蒔きの前には大きなトラクターで何回か耕運します。また大根は連作もできるため、何年も作り続けることが可能です。そしして安定的な量の大根を春大根・冬大根の年2回、出荷日には「湘南大根」として藤沢市場へ千本近く届けています。またJA直売所わいわい市へも納め好評のようです。
是非とも、湘南大根の採れたての美味しさに触れてみてください。
髙橋浩美 Takahashi Hiromi
実家が茅ヶ崎里山で代々農家の野菜ソムリエプロです。実家での筍や大根の収穫体験BBQを通して里山の良さを伝えるべく「湘南の里山を楽しむ会」を主宰しています。野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/食育インストラクター/命の食事アドバイザー/かながわブランドコンダクター/湘南ベジフルふぁんファン