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茅ヶ崎うまれの ものさがし

file.10 “カメラ初潜入、ド迫力”
日本精麦の麦茶工場を見学してきました!

 

茅ヶ崎駅の北側にある“ロコスポーツ湘南”、“モキチ・フーズガーデン”の門に「日本精麦株式会社」という時代のついた看板が今も残っています。現在は寒川町に移転しましたが、この場所にはかつて日本精麦の本社工場があり、“イオンスタイル湘南茅ヶ崎” の辺りでは麦茶の焙煎を行っていました。

これから麦茶をゴクゴク飲みたい季節。“  地域で作られている麦茶が飲みたい! ”ということで、寒川の日本精麦さんを訪ねました。案内していただいたのはなんと!  田中重光社長。

工場に取材のカメラが入るのは初めてなのだとか。感染対策をしっかりして、いざ潜入です。

茅ヶ崎にあった頃の日本精麦本社工場

 日本精麦は明治28年に藤沢で創業し、昭和19年に茅ヶ崎に移転。平成12年に寒川に移転するまで、五十数年にわたり本社工場を構えていました。

 工場は二ヶ所に渡り、茅ヶ崎駅の北東側、現在のロコスポーツ湘南、モキチ・フーズガーデンのある辺りと、一号線を挟んだ北側の、イオンスタイル湘南茅ヶ崎 付近にありました。

骨太な機械と人の手が作り出す安心・美味の麦茶

カメラが初めて捉えた麦茶焙煎機。6基並ぶ様が壮観!(左側にもう1基あり)

 麦茶作りは、原料サイロでゴミや不純物が取り除かれる選別工程から始まります。選別された原料の大麦は、その後焙煎工場に運ばれ、300度近い高温の窯の中で砂とともに焙煎されるのだそう。

 「直火ではなく、まず砂に火を入れて砂の熱で麦を加熱します。そうすると遠赤外線でじっくりと芯まで熱が入れられ、深く焙煎することができるんです」

 ふるいにかけて砂が除かれた焙煎後の大麦は水で冷やされたのち、ふたたび機械で選別にかけられ包装工場で袋詰めされたり、ロールで砕かれてティーパックにされますが、焙煎具合の微調整や、ふるいの網が目詰まりしないよう確認する作業は、熟練された焙煎士の目視によって行います。

 また、焙煎された大麦の一部を取り出して、水分や色調を機械でチェックし、適正に焙煎されたかどうかを調べるのも作業員さんの仕事。美味しい麦茶は、実直に働き続ける工場の設備と、それを入念に見守る人の目によって生み出されるのです。

焙煎は、熟練された焙煎士の目によって確かめながら行われます
大麦は300度近い砂の熱によって遠赤外線で じっくりと焙煎されます

焼きあがった大麦は、水で冷やされながら移動します
焙煎後の大麦          焙煎前の大麦
できたて ホヤホヤ!

麦茶の効能

 麦茶には利尿作用を促すカフェインが含まれていません。水分が排出されず体の中に留まってくれるので、水分が不足しがちな暑い季節にうってつけです。血をサラサラにするとも言われています。

 老若男女問わず、寝る前でも起きてすぐでも、いつでも気軽に楽しめるのも麦茶の魅力です。

ティーバッグ麦茶の簡単で美味しい作り方、
教えてもらいました!

夏は麦茶を冷蔵庫に完備していつでもゴクゴク飲みたいですね

 一番のおすすめは粒のものをお湯で煮出す飲み方ですが、ティーバッグを使っても美味しくいただけます。

 例えば1リットルのピッチャーを使うなら、100ccのお湯を沸かしてそこにティーバッグを一つ入れて5分ほどおき、900ccの水をピッチャーに加えて冷蔵庫へ。こうするとティーバッグの中の麦が蒸れて抽出しやすくなり、お湯で煮出したのと同じような味になります。冷水だけで作るより、麦茶本来のコクや香りが楽しめるとのことで、ぜひ試してみてください。  また、麦茶に牛乳を加えて作る麦茶オレも美味なのだとか。まろやかなコーヒー牛乳のような口当たりは、小さなお子さんからお年寄りまで幅広く楽しめそうです。

こちらの工場で作られた商品です
日本精麦の麦茶、探してみてくださいね


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