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SATOYAMA育ち (その11)
見つけたら買い!
夏の新名物「茅ヶ崎のトルコナス」
茅ヶ崎では近年、白く艶があり丸みを帯びている新品種のトルコナスが直売所や地物野菜売り場をにぎわせています。
夏野菜で茅ヶ崎の新名物を作ろうと、市内の若手農家さんが結成した「さがみマーケティングチーム茅ヶ崎」が6年前から関わっているプロジェクト。7月9日に「茅ヶ崎のトルコナス」として「かながわブランド」に認定されました。
他に「縞むらさきナス」などいろんな品種のナスの試作を経て、市場から高評価だった「トルコナス」を本格的に栽培することにし、平成28年から市場出荷が始まったのです。
現在の「さがみマーケティングチーム茅ヶ崎」のメンバーは脇祥平さん、清水俊朗さん、米山元貴さんの3名。6年前に90本の苗から始めた「トルコナス」、今年は1540本の苗を栽培するようになったそう。
先日、米山さんに、芹沢にある「茅ヶ崎のトルコナス」の畑を見せていただきました。
栽培について伺うととても手間がかかりそうでした。白いナスは傷がつきやすいので、間隔をあけて苗を植え、葉などが実に当たっただけでも傷むので、適度にカットして整えるのだそう。水やりや排水の設備もしっかりされていて、まるで果物を作るように大切に扱われていました。
白ナスは別名「トロなす」とも呼ばれており、「茅ヶ崎のトルコナス」も火を入れると、皮まで柔らかくもっちりトロトロな食感になります。洋ものから味噌汁まで万能選手。
見つけたら是非味わってほしい、茅ヶ崎夏の新名物です(10月ごろまで)。
髙橋浩美 Takahashi Hiromi
実家が茅ヶ崎里山で代々農家の野菜ソムリエプロです。実家での筍や大根の収穫体験BBQを通して里山の良さを伝えるべく「湘南の里山を楽しむ会」を主宰しています。野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/食育インストラクター/命の食事アドバイザー/かながわブランドコンダクター/湘南ベジフルふぁんファン