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話せるシェア本屋 とまり木

vol.2 思いがけない楽しみ方〈本のおしながき〉

3月にオープンしたばかりの店内、一箱オーナー制の本棚の様子

 店内にたくさん並ぶ箱形の本棚一マスを使って、おすすめの古本を販売する一箱オーナー制のシェア本屋。様々な人が一箱で小さく本屋さんをしているこの場所では、思いがけない本の楽しみ方に出逢うことがあります。

 例えば、一箱オーナーの屋号「わだち屋」さんが始めた〈本のおしながき〉もその一つ。本の売り方に決まりがなく、それぞれだからこそ生まれる素敵なアイデアについてご紹介します。

 「わだち屋」さんは直接本に値段を書かず〈本のおしながき〉というファイルに書いています。飲食店のお品書きのように、本のタイトルと値段がファイルの1ページずつに書かれていると想像いただくと分かりやすいかもしれません。

  〈本のおしながき〉が心を惹きつけるのは、他にも以下のようなことを書いているからだと思います。

・店主の自己紹介

・販売本のおすすめ理由

・販売本を手に取ったきっかけ など

  〈本のおしながき〉を始める前は、販売本はどれもおすすめなのに売れるとお店からなくなってしまうことを残念だと語っていた「わだち屋」さん。本のタイトルとおすすめの理由について書いてあるものがあれば、売れた後もおすすめ本を紹介できると思いついたそうです。

  〈本のおしながき〉を読んでいると「わだち屋」さんの人柄が垣間見え、実際に会ってみたくなります。本だけでなく、本棚のオーナーにまで興味を持たせてくれる、まさに新しい本の楽しみ方でした。

 次はどのような本の楽しみ方と出逢えるのか。今から楽しみです!


大西裕太  Yuta Onishi

1988年生まれ。茅ヶ崎在住、茅ヶ崎育ち。会社員時代のうつ&休職の経験から、人生の一時避難場所をまちの中に作りたいと思い、「話せるシェア本屋とまり木(矢畑1290)」を始めました。

 Email:tomarigibooks@gmail.com

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