知らなかった茅ヶ崎をもっと知り、もっと好きになり、
もっと楽しめる!茅ヶ崎を知り尽くす情報サイト

チガサキゴトよ、チーガ

  • facebook
  • instagram
  • twitter

チガサキゴトよ、チーガ

OTHER

NEW

宮治淳一のワンス・アポン・ア・タイム・イン・チガサキ

其の六

洋楽の原点は夏の茅ヶ崎海水浴場

 私の記憶では昭和30年代湘南遊歩道路(国道134号線)はまだ舗装されていなかった。雨の後ぬかるんでいたことを思いだす。

 小学校時代夏になると浮き輪を持って東海岸北四丁目の家から遊歩道を海伝いにビーサンでトポトポ歩く。途中軽のワンボックス・カーを改修したホットドッグ屋を見かけるが、金のない小学生は覗くこともなく一目散で海水浴場を目指した。

 海沿いには市営プールがあり何回か行ってみたが子供心にもその非衛生なところがいやで、もっぱら海水浴場で遊ぶのが常だった。浮き輪で海面を浮遊していると、楽で、涼しく快適、たまに平島まで行くこともあったがほとんど波打ち際で浮かんでいた。

 浜の電信柱のような太い棒に括り付けられたラッパ型スピーカーから当時のヒット曲が風に流され聞こえてきた。私の洋楽の原点がここにある。

 今は「サザン通り」になっている駅から海水浴場に続く道は以前「漁港通り」と呼ばれていた。

 遊歩道との交差点の左側、現在はラーメン店になっている場所にはガソリンスタンドがありその北側の下には松任谷由実の「灼けたアイドル」で歌われた洒落たレストラン「カバナ」があった。

 海側の右側にはアジの押し寿司で有名な「フィッシュセンター」、その横に平尾昌晃が不遇時代皿洗いをしていた「ビーチパレス」など、海が眺められるドライブインが並んでいた。江ノ島付近とは違いローカルな匂いのするところだった。

 新し物好きの母親が奮発して映画館国際劇場(大黒館)前の「ヤマフジ洋傘店」にオーダーして作ってもらった赤と紺のビーチ・パラソルがまだ健在で手元にある。今夏これを持って海水浴場に行くのもいいかもしれない。

Once upon a time “〜1960年代茅ヶ崎海水浴場にて〜”BGM


宮治淳一  Jyunichi Miyaji

1955年茅ヶ崎市生まれ。ラジオDJ、音楽プロデューサー。現在ワーナーミュージック・ジャパンで洋楽編成を担当。「ミュージック・ライブラリー&カフェ ブランディン」を経営する傍ら、ラジオ日本「宮治淳一のラジオ名盤アワー」( 毎週日曜 17:55〜 18:55)、湘南マジックウェイブ「宮治淳一のアワ・ヒット・パレード(土曜 13:00〜14:00)のラジオDJを担当。サザンの名付け親。「ミュージックシティ・茅ヶ崎」を構想中…。

『茅ヶ崎物語〜MY LITTLE HOMETOWN〜』
(ライブ・ビューイング・ジャパン)書籍
『MY LITTLE HOMETOWN 茅ヶ崎音楽物語』(ポプラ社)

DVD
『茅ヶ崎物語〜MY LITTLE HOMETOWN〜』
(ライブ・ビューイング・ジャパン)

BRANDIN(ブランディン)
宮治夫妻が1999年にオープンしたミュージック・ライブラリー&カフェ。コーヒーを楽しみながら60〜70年代のポップ・ロックを中心としたアナログLP約1万枚を自由に聴くことができるほか、いまとなっては希少なジュークボックスでの音楽再生も可能。 

富士見町1-2
☎️0467-85-3818
水、木休  13:00〜18:00 (不定休あり)
http://brandin.cafe/


RELATED ARTICLES関連記事