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チガサキゴトよ、チーガ

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茅ヶ崎の北部丘陵里山環境に住むマニアックないきもの図鑑 file.16[鳥類編]

メジロ

DATA  DATA : 日本全国の平地〜低山地に生息。体長12cm程の小型の鳥類。花の蜜や果物の果汁を主な餌とする。繁殖時期などは、昆虫など動物性の餌を食べることがある。苔などを編み込んだ緑色を帯びた巣を作りヒナを育てる。茅ヶ崎市内のほぼ全域に生息している。

⌘ チャームポイントは“パッチリおめめ” 

 若葉色の体色、可愛いらしいさえずり。メジロは大変人気があり、かつては盛んに捕獲や飼育が行われていました(現在は禁止)。目の縁取りが白(短い毛が密生)なので目白→メジロです。

⌘ 梅にウグイス、じゃない?

梅とウグイス、は、春の風物詩だと思われていますが、ウグイスは昆虫や果実を食べる鳥なので梅の花はあまりいません。更にウグイスは、警戒心が強いので姿を見ることはなかなかないので満開の梅林で若葉色の小鳥を見つけたらメジロの可能性が高いです。

⌘ 旬のフルーツが大好き

 メジロの餌は花の蜜や果汁です。サザンカ、椿、梅、桜などの花を訪れ吸蜜します。秋には柿の実、冬場にはミカンなどの柑橘類、旬の食材を食べるグルメなんですね。しかし果実を割る力が無く、ヒヨドリやカラスに食害を受けた果実から吸汁しています。

⌘ 里山はメジロ天国! そして市街地にも

 里山には季節折々の花が咲き果実が実るので、メジロにとって非常に住み良い環境と考えられま。しかし実は市街地でもメジロはたくさん生息しているんです。

 住宅のちょっとした庭や植え木にもメジロはやって来ます。梅、椿、桜などは要チェックです。花が咲いていなくて庭木の枝に切ったミカンを刺したり、エサ台を設置して切ったミカンを置いておくとメジロを呼ぶ事も出来るので、ぜひ試してみて下さい。慣れてくると「チーチー…」と言う独特の鳴き声で近くにいる事が判るようになります。ぜひメジロファンになってくださいね。



小山茂樹 koyama shigeki

1972年生まれ、茅ヶ崎市勤務。県内絶滅種のヤマトオサムシダマシを2009年に茅ヶ崎市内にて再発見し、累代飼育方法を確立した。『月刊むし』『昆虫フィールド』など専門誌に不定期に執筆。

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