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チガサキゴトよ、チーガ

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吉田珈琲出張所の白い壁ギャラリー

吉田珈琲出張所にはおいしいコーヒーを飲みながらほっと一息つけるような作品が展示されています。その名も「白い壁ギャラリー」。現在展示されているのは村林タカノブさん。

村林さんは「i don’t know coffee roaster」、以前一中通りにあった吉田珈琲焙煎所)の看板を手掛けています。吉田さんと出会った頃の話を文章にしてもらいました。
ちなみに看板は今、e:n coffee(えんこーひー)に大事に引き継がれています。

ゴリラとコーヒー

絵と文・村林タカノブ

タイトル:Blance サイズ: 210mm×272mm 展示販売中

  そのフォルムとモノクロのコントラストに興奮し、アイデアはなるべく無意味でシンプルに、 ゴリラの存在を持って多様な解釈ができる絵にしたい…と文章にすると難しくなってしまうけ れど、描く側と見る側の自由な解釈によってコミュニケーションが生まれると嬉しいなぁと 思って描いている。

 紙の上を筆ペンにまかせていると、ペーパードリップで淹れるコーヒーを思い出す。なによ り、どちらもその存在だけで完成されているし、多様な組み合わせで楽しめるところが似てい ると思っている。 

 コーヒー豆を買うときに好みの味をお店で聞かれると、新たなコーヒーとの出会いにも期待し ているので、好みが限定される分かりやすい言葉を使うより感覚を伝えたくて、抽象的な「丸 い」を使うことがある。

 吉田珈琲出張所がまだ「I don’t know coffee roaster」という店名だった頃に初めてコーヒー豆 を買ったときも、しどろもどろに「ま、丸いコーヒーっていうか…」と伝えると「ウチのコー ヒーは全てそんな感じっすね」と言われ、フワッとしたイメージを共有できた嬉しさと、はじ めて飲んだコーヒーの「丸み」に感動したのを思い出す。 その出会いから、お店の看板やコーヒー豆の袋の絵を描いたりして、店主の吉田さん(通称 にぃ)に会うたびにその独特なセンスとコーヒーに惹かれていった。 

  吉田珈琲出張所になってからは、シンプルにコーヒーを飲むだけのお付き合いになっていたの だけれど、この度そのステキなお店に、ゴリラがお邪魔することになりました。新たな共鳴が 起きますように。

 


村林タカノブ

雑誌やwebメディアでイラストレーターとして活動。茅ヶ崎在住。
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