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チガサキゴトよ、チーガ

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農業者は常に悩んでいる 伊右衛門農園の悩耕な日々

vol.4 直売農家が本当に売るべきもの

直売農家のウリ物は、野菜ではない。それは、

・収穫から最長でも24時間以内という「真の鮮度」

・早熟どりでも、取り遅れでもない「最適期」での収穫

この二つが同時に揃ったときにだけ生まれる、最強のおいしさだ。

だからこそ、ハネるべきものは必ずハネなければならない。

たかだか100円、200円の金銭欲に負けてそれを売った瞬間、

稼げるのは小銭で、失うのは「信用」になる。

農業者が本当に稼がなければならないのは、カネではない。

信用だ。      長く続けられ、皆さんに愛される売り場は、

目先の利益ではなく、積み重ねた信用の上にしか成り立たない。

正直に言って、「信用を確実に稼いでいるな」と感心する売り場には、あまり出会えない。そう言うと「何を偉そうに」と怒られるかもしれないが、どこかに必ず、欲に負けた甘えや妥協は滲み出てしまうものだ。

野菜は安い。

たとえばキャベツ一玉200円。生産事情を知れば、決して高いとは思えない。だからこそ、その価格に対してどれだけの責任を背負うかが問われる。

品質に不安を抱えながら小銭を稼ぐのか。

収穫遅れだと内心わかっていながら売るのか。

それで、どうやって信用を稼ぐというのだろう。

そんな状態では、揺るぎない自信を持ってドヤ顔で野菜を売ることなどできない。

だから私は、品質を保ったまま直売で出し切れないと判断したものは、品質が良いうちに、市場など価格決定権はない(=当然、純利益は下がる)が、いつでも「量」を引き受けてくれる売り先に出荷して売り抜ける。

要は、物量・鮮度・収穫適期を総合的に判断しコントロールする、

品質管理の技術である。

こうして「信用」を稼いでいく。

その信用には、目先の小銭ではなく、もっと大きく、

もっと長く続く“大銭”が、あとから必ずついてくる。

自分も含め、誰にも『損』をさせない状態を保つ。

——とはいえ、これが一番難しい。

こだわればこだわるほど、判断はシビアになる。

それでもやる。

稼ぐべきは、今日の売上ではなく、

明日も選ばれる信用なのだから。

結びにイジワルな問いかけを。

さて、『利益』とは何か?

旬の野菜マメ知識
伊右衛門農園の今旬は、いちご

バラ科オランダイチゴ属 原産地/オランダ

バラの花や姿を想像してしまうと、イチゴなぜバラ科?と思ってしまうが、植物分類上はどこからどう見てもバラ科らしい。
確かに言われてみれば同じバラ科の梅やらリンゴとは花の作りが同じか。なるほど

実は、みんなが『種』と認識しているアレが果実で、美味しいアノ部位は花托と呼ばれる(雑に説明すると)雌しべの元が肥大したもの。

ハウス栽培が主流となった現代で、旬がいつなのか問われると困る。(四季なりイチゴなる夏でもギリギリカタチになるものもあるし。。。基本的にまずいけど)
クリスマスケーキ商戦に向けて栽培が合わせられ、4月頃までは品質良くとれる。美味しく量も取れ且つお買い求めやすくなるのは2月〜3月あたり。露地栽培での旬はGW前後あたり。

三橋清高 Kiyotaka Mitsuhashi 

伊右衛門農園で働く野菜栽培中毒者兼園主(特技は観察)。茅ヶ崎海辺の朝市の主要創始メンバー。茅ヶ崎市農業推進委員。5児のシングルファザー。自称・新鮮地野菜カンタン調理自炊王。感覚的には、「野菜を作る」というより、『野菜と人の未来』を創りたい。


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INFORMATION

伊右衛門農園直売所 香川7-10-23 

住所 香川7-10-23
営業時間 月〜金曜:9:30〜 なくなるまで。土曜は「海辺の朝市」にて8:00〜 販売
定休日 日曜休み
URL 伊右衛門農園FB

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