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茅ヶ崎うまれの ものさがし
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オキナ作靴房〈1日で完成!〉
ハギレでつくるパッチワーク サンダルワークショップ
靴作りの工程はシンプル。「おにぎりが握れれば靴は作れる」
康井さんが靴職人になったのは今から10年ほど前。もともとこの場所で工房を構えていたノグチ靴工房との出会いがきっかけで、会社勤めの傍ら研鑽を積み、この道に進んだのだそう。
「靴作りって、工程がすごく多いんです。でも一つ一つの作業は極めてシンプル。だからいくつ作っても飽きが来ない。僕の師匠の言葉ですが、『靴というのはおにぎりが握れれば誰でも作れる』。決して難しくない、けれど奥が深くて面白い、ということかもしれません」
革靴作りのハギレで作る「パッチワークサンダル」
靴作りの工程で出てくる革の余った部分。捨ててしまうしかないかに見えるこのハギレを使って、パッチワークサンダルを作るワークショップが行われています。主宰するのは、「オキナ作靴房」を営む靴職人の康井拓也さん。
「靴作りをしていると、小さなハギレが溜まってしまいます。小さなパーツはなかなか使い道がない、かと言って捨ててしまうのももったいない。そこで思いついたのが、パッチワークサンダルです」
主に使用するのは、靴のインナーなどに使われる豚の革。なんでも豚の革は日本のものが世界一品質が良いのだとか。ちなみにこの豚革は食肉の副産物。サスティナブルな素材でもあるのです。
手作りワークショップの面白さ世界にひとつのサンダル♡
サンダル作りは、パッチワークの型紙を作るところから始まります。作りたいデザインを足形の紙に描いて型紙を作り、型紙通りに切った革をノリとミシンでつなぎ合わせ、それを中底と呼ばれる土台に巻き付けて鼻緒を取り付ける。次に底材を圧着機でくっつけ、最後に削りっぱなしの部分を研磨して出来上がり!
このワークショップの魅力ってなんですか? と康井さんに尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「パッチワークって、同じものは二つとできないし、その人自身の個性が出る。手作りワークショップの面白さもそこにあるんじゃないでしょうか」
世界にひとつのサステナブルなサンダルを作って、この夏を過ごしてみるのもいいかも。
1日でつくる!ハギレで作る
パッチワークサンダル ワークショップ
■ 開催日は日曜日 各回4名まで
4/ 10, 17, 24 5/1, 8, 15, 22, 29
6/5, 12, 19, 26 7/3, 10, 17, 24, 31
■ 価格 16,500円(税込)
■ 場所や時間
共恵1-11-15 ロビイchigasakiにて
10:00 〜17:00 7時間(昼休憩1時間含む)
■ 申し込み方法 希望日の10日前までに電話またはメールにて
でんわ: 090-7732-4246
メール: jiji-s.okina55@outlook.com
■ 申し込み時に決めていただくこと
★ サイズ ・S:22.5〜23.5cm ・M:24〜25cm ・L:25.5〜26.5cm
★ 鼻緒の色(2色まで)
レッド ・イエロー ・ブルー ・ベージュ ・キャメル ・ダークブラウン ・ネイビー ・ブラック ・オリーブ
オキナ作靴房/康井拓也
ノグチ靴工房にて靴作りに出会い、モゲワークショップを修了後、オキナ作靴房としてオーダーメイドシューズの製作と靴教室を開講。レザーソムリエBasic認定、元役者。現在はロビィchigasakiにて毎週日曜日に活動中。