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茅ヶ崎の北部丘陵 里山環境に住むマニアックないきもの図鑑 file.36アメリカザリガニ

DATA :北米、アメリカ合衆国南部に生息。日本に生息しているアメリカザリガニは、1927年に米国ニューオーリンズ市からウシガエル(食用ガエル)のエサとして輸入された個体達が元祖。その個体数は27匹(20匹とも言われる)だけだったが強い繁殖能力を持つ本種は爆発的に増え、現在その子孫は全国47都道府県に勢力を拡大している。
⌘ 2023年「条件付特定外来生物」に指定
アメリカザリガニは日本にはもともといないいきものです。水生植物や水生昆虫、魚類などを食い荒らし、生態系を破壊するため2023年6月から「条件付特定外来生物」に指定されました。
「特定外来生物」の場合は生きたままの移動や飼育が禁じられますが、「条件付特定外来生物」の場合は「採集と飼育はOK!ただし、リリース(再放流)は絶対にしてはいけません」という法律です。ザリガニを捕獲しても、飼育しない場合はその場で放してください。飼育する場合は責任を持って寿命が尽きるまで面倒を見ましょう。
⌘全国にアメリカザリガニが増えた理由
アメリカザリガニは1927年にウシガエル(食用ガエル)のエサとして日本(鎌倉市大船)に輸入されました。当初はわずか20匹ほどでしたが、養殖池から逃げ出した個体は県内中に広く生息を拡大しました。
また養殖場は国の指導で日本各地に作られたため、生息拡大する原因の一つになりました。ウシガエルは家庭の食卓に一般化することはなく養殖場は閉鎖、また野外に脱走、遺棄され各地で繁殖し問題となっています。
⌘ アメリカザリガニはどこにいる
アメリカザリガニには茅ヶ崎市内に広く分布しており、水田や用水路、池を中心に河川の緩流帯にも生息しています。捕獲方法として「ザリガニ釣り」があります。適当な棒に1mくらいのタコ糸を結びタコ糸の先にスルメを結びザリガニがいそうな場所に沈めるとハサミ脚でスルメを挟んでくるので簡単に釣りあげることができます。

小山茂樹 koyama shigeki
1972年生まれ、茅ヶ崎市勤務。県内絶滅種のヤマトオサムシダマシを2009年に茅ヶ崎市内にて再発見し、累代飼育方法を確立した。『月刊むし』『昆虫フィールド』など専門誌に不定期に執筆。

水彩画 / 河野祐子 kono yuko instagram@yukochigasaki





